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2025.04.23
金利上昇に伴う不動産の活用法とリスク回避
- #リノベコラム

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2024年3月、日本銀行は金融緩和政策を転換し、17年ぶりに利上げを決定しました。
この利上げにより、住宅ローンの金利が上昇し、不動産市場にも影響を及ぼしています。住宅を購入予定の人や、すでに不動産を所有している人にとっては、大きな変化となります。
金利が上昇すると、住宅ローンの負担が増し、新規購入を控える動きが広がります。その結果、不動産市場の需要が減少し、価格の変動が起こる可能性があります。また、投資用不動産では、借入コストの増加により利回りが低下し、新規投資を控える人が増えることも予想されます。
住宅ローンの返済額が増えることで家計の負担が大きくなり、資金計画の見直しを迫られるケースも出てくるかもしれません。そのため、売却を検討する人も増える可能性があります。
さらに、住んでいない家をそのままにしていると、固定資産税や維持管理費の負担が増えるリスクも高まります。特定空き家や管理不全空き家に認定されると、固定資産税の軽減措置が適用されなくなり、税負担が増すことも考えられます。
こうした状況を踏まえ、不動産を「持ち続けるべきか」「売却や活用すべきか」を早めに判断することが重要です。市場の変化を見極め、適切な選択をすることでリスクを最小限に抑えることができます。
金利上昇が不動産市場や空き家に与える影響は広範囲に及びます。本記事では、 金利上昇の影響を理解し、不動産の賢い活用方法を考えるポイント を詳しく解説していきます。 -
金利上昇が不動産市場に与える影響
金利が上がると、不動産市場にはさまざまな影響が出てきます。住宅ローンの金利上昇によって買い手が減り、不動産の価格変動が起こるだけでなく、不動産投資市場の動向にも影響を及ぼします。では、具体的にどのような変化があるのでしょうか?
・住宅ローンの負担増
住宅ローンの金利が上がると、月々の返済額が増え、特に変動金利でローンを組んでいる人への影響が大きくなります。
その結果、住宅購入を先送りにする人が増え、市場の需要が低下。不動産の売却希望者が増えることで、価格の下落につながる可能性があります。
・不動産投資の減少
不動産投資の多くはローンを利用するため、金利上昇で借入コストが増え、新規投資が難しくなります。
利回りが悪化し、特に収益物件への投資は慎重にならざるを得ません。その結果、賃貸市場の動きも鈍くなる可能性があります。
・住宅の売却が増える
金利上昇で住宅ローンの返済額が増えると、これまで順調に返済できていた人も負担を感じるようになります。
特に、収入減や厳しい資金計画でローンを組んだ人は返済が困難になり、住宅を手放す選択を迫られることも。その結果、市場に売却物件が増え、不動産価格の下落を引き起こす可能性があります。 -
空き家を放置すると起こるリスク
金利上昇で買い手が減り、不動産価格が下がるリスクが高まる今、特に 空き家を放置するデメリット は無視できません。
長期間放置すると建物の劣化が進み、修繕費がかさむだけでなく、安全面の問題が深刻化し、最悪の場合は取り壊しが必要になることもあります。適切な管理が行き届かないと、景観を損ねるだけでなく、不法侵入や害虫の発生といったリスクが高まり、近隣トラブルの原因にもなりかねません。また、空き家は単なる見た目の問題にとどまらず、資産価値の大幅な下落につながる危険性があり、売却や活用の選択肢が限られてしまうこともあります。
さらに、防犯面のリスクも深刻です。放火や不法侵入、不法投棄の標的になりやすく、周辺の住民にとっても治安悪化の原因となる可能性があります。特に、行政から「特定空き家」に指定されると、固定資産税の軽減措置が適用されず、税負担が大幅に増える可能性が高まります。
「使わない家だから放置しても問題ない」と思っている方もいるかもしれませんが、それは大きな誤解です。放置したままでは、手間やコストが後々何倍にもなって返ってくるかもしれません。
大切な資産を守るためにも、早めの対策が必要です。
次のページでは、空き家を放置することで生じる具体的なデメリットを詳しくご紹介します。空き家がもたらす本当のリスクとは?放置するとどうなるのか、その実態を知ることで、適切な選択ができるはずです。 -
空き家を有効活用する方法
空き家を放置したくないけど、どうしたらいいの?」
ご相談はこちらから
まずは 市場価値を把握し、最適な活用方法を検討することが重要です。以下の方法を参考にしてみましょう。
・早めに売却する
(市場価値を落とさないうちに動く)
・賃貸物件として運用する
(家賃収入で維持管理費を補填)
・空き家バンクや自治体の補助金を利用する
・管理業者に依頼し、定期的な点検を行う
空き家を持つ理由はさまざまですが、使う予定がない場合は、早めの対策を考えることが重要です。
適切に管理し、売却や活用の選択肢を検討することで、資産価値を守りながらリスクを回避できます。空き家を放置すると、維持コストの増加や税負担、さらには近隣トラブルの原因にもなりかねません。
「今のままで大丈夫?」「自分の物件はどうすればいい?」そんな不安を感じたら、まずは専門家に相談してみませんか?
不動産の将来をしっかり考え、最善の選択ができるようお手伝いいたします。早めの行動が、より良い選択につながります。まずはお気軽にご相談ください!
担当者:角
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