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リノベマガジン

2025.04.09

回遊動線のある暮らし

  • #リノベコラム
回遊動線のある暮らし
  • 建物の中で人が行き来するルートである動線。リビングからキッチンや寝室への動線、玄関への動線、各部屋からトイレの動線など、家の中で毎日必ず通るルートがあります。これらの動線が長かったり複雑だったりすると、日々の生活に小さなストレスを感じるようになるため、新築、リフォームにおいて、動線のプランニングはとても重要です。
    この記事では、近年の家づくりで人気の高い「回遊動線」についてご紹介します。

  • 回遊動線とは?

    回遊動線とは、その名の通り家の中をぐるりと回遊できる動線のこと。部屋の出入り口を2つ以上設けて、行き止まりを作らずに通り抜けできるようになっているのが特徴です。

  • 回遊動線のメリット

    • 回遊動線のメリット

      ◼︎ 家事の効率アップ
      水回りの動線の距離が短いほど、移動のストレスが少なくなります。水回りを回遊動線で繋げば、料理の隙間時間に洗濯するなどの「ながら家事」の効率がアップ。無駄な移動を減らし時間を有効に使えます。

    • 回遊動線のメリット

      ◼︎ 渋滞の解消
      朝の身支度の時などに家族が同時に使い混雑しがちな洗面室やトイレなどに複数のルートを設けることで、出入り口が塞がれることがなくなり渋滞が解消されます。朝の忙しい時間にスムーズに移動できるのは嬉しいですね。

    • 回遊動線のメリット

      ◼︎ 家族のつながりを感じられる
      行き止まりがなくなり、空間が開放的に繋がることで、家族の気配を感じやすくなります。また、共有スペースが使いやすくなり、スムーズなコミュニケーションが生まれます。

  • 回遊動線のデメリット

    ◼︎ スペースの確保が必要
    回遊動線をつくると、部屋が通路の役割も兼ねることになります。動線上は移動のためのスペースを確保しなければならないので、ある程度大きな面積が必要になります。

    ◼︎ 収納が減る場合も
    部屋に2箇所の出入り口と通路を確保するため、収納スペースを設けられないことがあります。収納家具を置く場合でも、壁が減る分、置き場所がどうしても限られてしまいます。


    ◼︎ 落ち着かない部屋になるかも?
    家族の気配を感じやすくなる反面、部屋が通路を兼ねることで、バタバタと落ち着かない空間になるかもしれません。
    静かに過ごしたい、作業に集中したい、といったニーズがある場合は、レイアウトを工夫する必要があるでしょう。

    回遊動線のデメリット
  • 回遊動線の家づくりを実例で紹介!

    • 回遊動線の家づくりを実例で紹介!

      キッチンを中心にした回遊動線上に、玄関、洗面、トイレ、洗濯・物干しスペース、収納、お風呂がレイアウトされた秀逸な間取り。
      脱衣室の壁をなくしてカーテンで仕切り、ランドリースペースを廊下のように通り抜けられるようにしました。

    • 回遊動線の家づくりを実例で紹介!

      ランドリースペースに接しているキッチンの壁に開口を設けることで、効率よく家事を行えます。

    施工事例はこちらから
  • 回遊動線が上手くいくポイントは?

    回遊動線が上手くいくポイントは?

    使用頻度の高い部屋を動線に組み込む
    回遊ルートはできるだけ小さくする
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    ポイントはこの2つ。キッチンやリビング、トイレなど居る時間が長かったり、使う頻度の高い部屋を回遊動線上に配置すること。また、回遊できたとしても大回りになっていては移動距離がかえって長くなります。ルートはできるだけ小回りになるよう考えましょう。
    目的は回遊動線をつくることではなく、暮らしを快適にすること。ご家族のライフスタイルをしっかり踏まえたプランニングが重要です。お困りの場合は、もちろんオリバーもお手伝いしますよ!

    ご相談はこちらから

担当者:角

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